2021.8.1(日)10:00~12:00
場所:七尾市西三階町集会場と西三階町集会場近辺の林
講師:西井武秀 先生 石川県自然解説員研究会専門委員
金沢大学ジュニアドクター育成塾 シニアメンター
タイムスケジュール
10:00~10:05 講師紹介 (集会場内)
10:05~10:40 薬草について講座(集会場内)
10:40~10:45 野外観察用持ち物配布
10:45~11:25 薬草観察 (西三階町内森林)
11:30~11:40 振り返り学習(集会所内)
事前にドクダミについて調べたことを発表する児童 西井先生による薬草の講義
神社横で薬草の説明を受ける児童と保護者
ツボグサ:シソ科ウツボグサ属の多年生、日本全土の山野の草地に自生する植物。 花穂の形が、武士が矢を背負う「うつぼ」に似ていることから、「ウツボグサ」との名前が付いたといわれています。利尿・消炎作用により肝臓炎や膀胱炎、むくみの改善に役立つとされている。
蜂に注意しながら歩く児童と 保護者 ヤマウルシ: 樹液に触れるとかぶれる
オウレン(黄連) キンポウゲ科 オウレンの根茎
漢方薬・生薬大辞典より : 根茎を乾燥し、消炎、健胃、鎮静などの効能があり、食欲不振、腹痛、下痢、意識障害、不眠、鼻血などに用いられています。 https://www.kigusuri.com/kampo/jiten/shouyaku/ouren/
薬草をたくさん採集しました。 サルトリイバラの実
サルトリイバラ【猿捕茨】 ユリ科の蔓性(つるせい)の落葉低木。高さ1〜2メートル。 茎は節ごとに曲がり、とげがある。葉は卵円形。雌雄異株で、初夏に黄緑色の小花をつけ、実は熟すと赤い。 根茎は漢方で、解毒、消炎、利尿剤となり、腫れ物、出来物、ニキビ、浮腫などに用いる。 https://www.kigusuri.com/kampo/medicine/medicine-sa003.html
ふり返り学習(集会場内)
薬草の押し花をする児童 ファイルアルバムに薬草を貼り薬草名 を記入
押し葉をする児童と保護者 薬草の葉をカットしてファイル
七尾市西三階町で観察した薬草
親子で「薬草押し葉」を完成 西井先生に質問する児童
「身近な薬草を学ぼう!」を終えて
<主催者より>
西井先生が事前に森林の中の薬草に名札を付けて下さったので、児童は薬草名を覚えやすかったようです。薬草の臭いやドクダミ茶を飲んで、身近に薬草が多種あることを学んだ。 講座は全体を通して、小学校の児童が興味・関心を持つよう工夫があり、講師の導入や解説が分かりやすかった。
<参加者の感想>
・薬になる色々な葉っぱを学べて良かった。 ・山に行った時、けがをしたら教えてもらった葉っぱを使おうと思った。 ・思った以上に、身近な薬草が知れた。覚えた薬草を忘れないようにしたい。 ・いつも見ている草が薬草になると教えてもらいおどろいた。身近にたくさんの薬草があることをしって勉強になった。 ・ドクダミについて、事前に調べ予習できて良かった。ドクダミ茶おいしかった。 ・薬草の名前の由来を聞いて、興味がもてた。林の中にチョウや虫がいて楽しかった。・落ちていた枝も拾ってかえった。いろいろな生き物を見つけられてうれしかった。