森林教育講座と木工教室

森林教育講座と木工教室 2021,2,23(火)祝日14:00~15:40            場 所:いしかわ子ども交流センター七尾館                    講師:藤井 泰久 氏 児童指導専門員

木の種類や年輪について説明する藤井 氏
クイズ「この木は名前は?「わ~むずかしい」
  小枝でデザイン板をつくるための材料選び
カットした木片を選び、デザインをする子ども

森林について学び、小枝を使いデザイン板作りを終えて

<主催者より>

森林教育講座では、木の命について、木の種類、森の保全、絶滅危惧種等の話を、子どもたちは真剣に聞いていた。クイズを通して、木肌や木の特徴を学んだ。 木片デザイン板作りは、それぞれ個性豊かな作品が仕上がった。  

<参加者の感想>

・  色々な木の特徴がわかり、クイズで楽しく学ぶことができた。      ・  年輪の勉強ができた。

・  柿の木を割ると中が黒いと知った。

・  木の命について考える機会を得た。

・  デザイン板作り、楽しかった。  

・  こらから木を使って作品を作りたい。

森林体験学習  さあ~ 里山へ行こう!           令和2年11.8

1.場 所 : 七尾市西三階町山林    集合場所:七尾市西三階町集会所

2.講 師: 野村  進也 氏 金沢大学環日本海域環境研究センター  連携研究員

                       鳥木 茂 氏 七尾市野生動植物生息等調査委員                                                                     鳥木 順子 氏  野生植物愛好家

3.参加者 : 小学生 約20名 +保護者 10名

4.参加費 : 無料

問い合わせ先:090-2378-7779 登美 鈴恵

活動記録 ① 里山の森林体験学習 2020.11.8(日)10:00~12:00      目的 : 里山の木々や生き物(植物や昆虫)を調べる

漆の沢池(七尾市西三階町)での 水生昆虫観察の様子  (講師:野村氏)
     植物の説明をする鳥木順子氏 と鳥木茂氏
        森林体験学習会参加者一同

森林体験学習を終えて

<主催者より>

今回の事業は、里山の森林に生息する動植物を調べ、里山の現状と課題を感じ取り、森の恵みを体感することを目指した。

<参加者の感想>

・ 池でいろいろな生き物を見たときに、初めて見た生き物がいっぱいいました。里山ではいろいろな植物が生えていることを知れました。勉強になりました。

・ いろいろな生き物を見つけられてうれしかった。 「アメリカセンダン草」「セイタカアワダチソウ」が。外来種だとわかった。 ゲンゴロウは、映像でしか見たことがなかったので、「こんなに大きいんだ」と思った。野村先生が「もっと大きいのがいる」と言っていたのでびっくりしました。そのゲンゴロウも見てみたい。 「ジョロウグモ」は、メスは大きくオスは小さく、オスはメスに食べられると聞いてかわいそうだと思った。

・ 僕がよく知っているに池に、知らない生物がいて面白かった。すごく楽しかったです。

・ ヒメマルミズムシというめずらしい生き物が見れた! 広い池すごかった。

<保護者より>

・  子どもたちは、山の中の植物や虫に目を輝かせて、先生に「これ何?」と得意げに見せていました。大人も子供も一緒になって、本を見たり、先生の話を聞いたりとすごく勉強になりました。 素敵な溜め池で、ゲンゴロウの観察、今では町で見かけなくなった昆虫、植物に会えて良かったです。山の中の空気はとても気持よくて、またぜひ参加したいと思いました。お世話されたスタッフの方々に感謝いたします。ありがとうございました。

・ 子どもが昆虫に興味を持ち観察をするようなり、森林体験学習の翌日、 エサシモンキツノカメムシを見つけた。楽しんでいるようです。

・ 山の探検で発見や、まだ知らない事も見つかった。川や魚や植物についても、もっと知りたい。

・ ヒメマルミズムシを、帰ってきてからも調べてほしいと、興味津々。虫に触れたのも嬉しかったらしい。虫のことを聞いて教えてくれる人がいてとても喜んでいました。普段は誰も教えてくれないし、触ると怒られる。また、行きたいと言っていました。

「里山里海こども博士」育成プログラム

「里山里海こども博士」育成プログラム

■開催日  令和元年12月8日(日)
■会  場  七尾市西三階町集会所 と わくわく自然科学館  
■参加者  児童 17名 保護者と大人一般 16名  合計 33名  
■講  師  

・ 金沢大学 先端科学 社会共創推進機構   
  特任教授 宇野文夫 氏
・石川県自然解説員研究会専門委員
  西井武秀 氏(金沢大学ジュニアドクター育成塾 シニアメンタ)
プログラム
 9:30~10:00  受付
10:00~10:45 ①「里山ってなんだ?」金沢大学特任授 宇野文夫 氏
10:55~11:30 ②「里山の植物観察」 講師 西井武秀 氏
11:35~12:10 わくわく自然科学館見学 


①「 里山ってなんだ?」 金沢大学特任教授 宇野文夫 氏


 

里山ってなんだ ? ↓ 講演項目

  1. 里山の楽しみ方、まなび方
  2. 里山は昔から人々にとって大切なところ
  3. でも、最近、里山にクマやイノシシが出る、なぜだ
  4. 里山を大切にするといいことがある=生態系サービス
  5. 「能登の里山里海」が世界農業遺産にえらばれた
  6. 能登の生物多様性とまつり文化が注目されている

②「里山の植物観察」 講師 西井武秀 氏

カエデのタネの不思議をみつけよう!
1) どうして
2) もしかしたら
3) もしそうだとしたら 
 顕微鏡で観て、どうしてと思った事を書いてみよう。
  不思議をみつけ研究と開発した事例を紹介
 「タネのすじを活かした扇風機の開発」
       (金沢市の小学校6年生)

わくわく自然科学館見学

参加者の感想

  • 里山は人にたくさんめぐみをあたえてくれることがわかった。
  • クイズがあり楽しく勉強できた。
  • 能登の里山里海が世界農業遺産にえらばれてすごい。
  • カエデのタネを双眼実体顕微鏡で観察して、不思議が発見できた。顕微鏡で観ると面白い。もっともっと観察したいと思った。
  • カエデのタネは、普通の種と違うところが見つかって不思議に感じた。
  • わくわく自然科学館がたのしかった。
  • 館では、チョウの標本やパネル、田畑の仕事のジオラマがありおどろいた。
  • 科学あそびが出来る色々なものがあり、楽しくおもしろかった。
  • 「里山里海こども博士」育成の次の企画が楽しみです。
  • 里山里海で体験しながら勉強をしたい。
  • 親子共々とても楽しかった。
  • こらからも参加して、里山里海こども博士を目指したい。
  • 子どもと一緒に自然の中で、いろいろ学びたい。

このプログラムは、HNKや新聞等で紹介されました。

里海でウミホタルと塩づくり見学

里海のウミホタルと塩づくり見学会をしました。

■開催日時  令和元年10月 14日(月)17:45~19:50

■会  場  七尾市能登島 長崎海岸

■講  師   ① 源内伸秀(里海と塩づくり、ウミホタルの採集について)

 ② 登美鈴恵(里海のウミホタルの生態と実験)

      ③ 高野菊枝(俳句指導)

■ 参加者  児童 9名 大人一般 19名    合計  28名

①   能登島長崎町で古代から現代へ伝統が受け継がれてきた塩作り
 
 長崎町では、古代よりさまざまな製法の塩作りが行われてきた。土器で海水を煮沸する「製塩土器」から、「揚浜式製法」、そして終戦後まもなく、中山武男さんによって始められた、鉄製の窯で造る独自の製法へと移り変わってきた。
以降、昭和20年代に、塩作りは一度途絶えてしまったが、歴史を絶やしたくないと立ち上がった源内伸秀さんたちや地元の人々が、平成22年より中山氏から塩作りのノウハウを聞き込み、小屋を立てて塩作りの実験を行ってきた。

鉄製の窯での塩作り方法を説明する源内伸秀さん
 

②ウミホタル見学 ⇒ ウミホタルの生態と実験

ウミホタルの生息と環境

6月下旬~10月下旬、能登島の海岸でウミホタルの青白い光を目にすることができる。

「ウミホタル」は、甲殻類でミジンコ類と近縁の種。体は二枚の殻で包まれている。殻長約3㎜、殻は半透明で米粒位。生息域は、青森から沖縄の内湾や沿岸帯に分布し、海水がきれいで波静かな内湾の砂地のある海岸の岸近くで生息している。

「ウミホタルの特徴」は、口の近くにある発光腺からルシフェリンという発光物質とルシフェラーゼという発光酵素を海中に吐き出すことにより光が出る。この発光物質と酵素を体内で作って蓄えているが、普段は発光していない。何らかの刺激を受けると両者を体外に放出する。この両者と海水中の酸素が化学反応して、青白色の発光が見られる 。

ウミホタルは泳ぎながらこれらを放出するので、泳いだ軌跡が青白い糸状の光り雲となって見える。この光は外敵から逃げる時に発する。また、オスの求愛ディスプレイという報告もある。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は image-5.png です

ウミホタルの生態や生息する環境について説明(登美)

③観察や見

学後 ⇒ 俳句を作ってみよう!

俳句の名人、高野菊枝さんから俳句

づくりのポイントを教わる。

ウミホタルの俳句

海ほたるに寄せ来る波に乗り 
選者 高野菊枝     

参加者(小学生)

くらいよるとってもきれいうみほたる         

ウミホタル青く光るほう石だ            

つきあかりうみのなかにはうみほたる        

ウミホタル カニに見つかり青ひかる       

きらきらひかるウミホタル                

うみホタル小さいけれどきれいだね 

参加者(大人)

中秋の波にまばたくウミホタル            

海ほたる笑顔も一緒にキラキラ光る       

ウミホタル今宵は句会出ておいで            

絵の具出し海ホタル色どう作ろう         

ウミホタル夜な夜な闇を照らすなり        

月明り海の鏡に海ほたる                  

海ぼたる光るかがやく島の海              

塩かおる夜のそらあかり海ぼたる          

ウミホタル灯るあかりに歓喜わく                 

今宵秋海面きらめくウミホタル              

うみぼたるすりつぶしたらブルーブルー      

黒い海神秘的だねウミホタル

塩づくりの俳句

出来立ての塩一振りや今日の月 

           選者 高野菊枝

参加者(小学生)

おおがまにじゃがいもひとつホックホク        

しおごやにさそいさそわれタコとイモ         

おおなべのできたておしおしょっぱいな 

参加者(大人)

秋の夜煙がしみる能登の塩               

里海の塩釜の火で紅葉狩り              

里の海塩づくり小屋煙蒸す                

被災地に届けよ塩釜湯気高く             

馬鈴薯や闇鍋のごと塩釜に                

塩釜の熱で焼かれるだんご虫   

できたての塩で美味しいタコとイモ 

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わくわく自然観察会③

ただ今、どの子もササ舟づくりに熱中!
さっそく、二宮川でササ舟大会!
うまく水の流れに乗れるかな?

今回の自然観察会のねらい    

1 自然の中で、五感を通して、生き物とふれる楽しさを味わう。       2 草花遊びや食べられる草探しを通して、昔の人のチエの豊かさを感じる。    3 自然の不思議みつけに挑戦し、生き物の巧みなつくりに関心をよせる。

【参加者の感想】
<子ども>
・植物観察しながら、草花あそび、クイズ、宝さがしがありとても楽しかった。

<保護者>
・ゆったりした自然の中で、楽しく学ぶことができた。
・親子でいい時間をすごさせてもらった。
・子供は、自然に触れる機会が少なくなってきている。
・自然の中で思い切り遊び、学ばせたい。
・これからも、この様な企画をお願いします。
・友人の親子を誘ってどんどん参加させてほしい。
・講師の先生の分かりやすい説明、草笛、タンポポ指輪、クイズ、宝さがし、開催の演出等々で 子どもが喜んでいた。

【SNS投稿後のコメント】
・是非、うちの学校にも来て実施してほしい。

【新聞を読んで】
・八田町の棚田も景観が良く美味な米作り等々で今後の企画の候補にあげてほしい。

わくわく自然観察会②



「どうしてスギの枝が、片方だけ伸びているのかな?不思議です。」
「もしかしたら、太陽の光が欲しくて・・」

森の中に、お菓子をかくしてしてあります。宝さがしも体験。

・・・・ここで歴史の不思議も・・・・・

館山は、500年ほど前、能登守護職で七尾城主畠山氏に仕えた家老の温井氏の舘跡。

わくわく自然観察会①

植物観察に でかけよう!!

日時:2019年4月20日(土)(雨天は室内で身近な植物の顕微鏡観察)                10:00~11:30 (受付9:45~)                                                
集合場所:旧高階小学校玄関前
コ ー ス :二宮川土手と館山

【講 師】 西井武秀先生 (石川県 自然解説員研究会専門委員)

観察コースです。川べりや森の中も探検します。 参加者にコースの見通しと見どころを紹介!
ハコベの下向きの実からは白いタネ。上向きの実からは茶色の熟したタネが出てくるよ。
ハコベのくきは無毛かな?有毛かな?         「分かった! 片側だけの毛だよ。不思議だね。」
食べられる草、遊べる草、昔の人の知恵ってすごいね。
草笛に挑戦。「先生、鳴ったよ」
「どうして、川の中のススキたちは、片側に傾いているのかな?」
「もしかしたら、そうさせたものは・・」

”わくわく自然科学館”の開設

当一般社団法人”わくわく自然科学館”は、自然科学に関する学びの場を提供し、自然を教材として科学的探究を高めることを目的とし、その目的に資するため、次の事業を行います。
  • ⑴自然観察や体験型企画展を通して自然科学を学ぶ事業

    ⑵知的交流や学習の場として地域の活性化を図る事業

    ⑶能登の自然に関する調査・研究

    ⑷前各号に附帯又は関連する事業
場   所:石川県七尾市西三階町ラ部28番地
発起人 : 登美 鈴恵
T E L : 0767-58-6191
自然観察会やイベント等は、新型コロナウイルス感染の収束→終息状況から判断して
企画をお知らせいたします。